金沢仏壇(かなざわぶつだん)金沢仏壇の特徴は、上品な蒔絵の美しさにあります。耐久性を重視した木地、木肌を生かした彫刻、加賀彫りの金具、障子の紗生地に金糸の刺繍、蒔絵に施された象牙や青貝の象嵌、金箔を多用した加飾から「蒔絵仏壇」ともいわれています。
七尾仏壇(ななおぶつだん)七尾仏壇の特徴は、堅牢な作りにあります。主に能登の農家向けに受注生産されてきたので、扉は何層式にも折られる大型のものが作られ、運搬に便利な解体できる「枘組み」という技法も開発されました。
美川仏壇(みかわぶつだん)美川仏壇の特徴は、漆を何層にも塗り固めたものに型を用いて立体的な紋様を施す「堆黒」の技術にあります。青森ヒバやイチョウを使った太くて丈夫な木割や錆地による堅牢な下地塗をもとに、内扉に研出などが多用されています。
七尾和ろうそく(ななおわろうそく)安定した美しい炎が好まれる和ろうそくは、芯作りが重要です。イグサの髄を下地の和紙に巻きつけ、特殊な糊をつけた真綿で仕上げた芯はしっかりとした太さを持ち、安定した炎を作り出します。