加賀獅子頭(かがししがしら)前田家藩主・利家の入城祝いの獅子舞から発展した加賀獅子頭は、八方睨みの眼光も鋭く他産地のものより大きいのが特徴で、原木には白山麓の桐が使われています。かつては、町の守護として各町内に1基、それぞれに名工の手による作品が所蔵されていました。
加賀提灯(かがちょうちん)加賀提灯は、竹ヒゴを1本1本切断して骨にすることで、長い竹を螺旋状に巻いたものとは異なり、伸びが多く、1本が切れても全部がはずれることがない丈夫なものになりました。現在では祭礼用や装飾用として製作されています。
加賀水引細工(かがみずひきざいく)水引は、元来贈り物の飾りとして主に祝事に用いられました。語源は、麻などを水に浸して皮を剥ぎ、紐としたことにあるといわれ、紙の発達と同時に美しい水引ができたものと伝えられています。松竹梅や鶴亀、宝船飾りなどに加え、近年では人形も作られています。
能登花火(のとはなび)割り物と呼ばれる打ち上げ花火は、星・割薬・玉皮・導火線の4つの部分から構成されています。この中で「星」と呼ばれる火薬の塊が、光や音となって空中を飛ぶ、花火の命にあたる部分です。1つの花火にはこの星が、百個から数百個組み込まれています。