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企画展
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「九谷赤絵細描 -筆と紅柄が描き出すキセキ- 」「今年も能登がやってきた!」

2021/11/12(金) 12/20(月)

「九谷赤絵細描 -筆と紅柄が描き出すキセキ- 」

九谷赤絵細描は今、静かな人気とブームを巻き起こしている焼き物の一つです。
明治から昭和初期にかけて九谷と言えば「赤絵」と言われたほど隆盛を極め、「ジャパンクタニ」の名は輸出品として海外でも名を馳せました。しかし戦争が暗い影を落とし、多くの職人が廃業に追い込まれたのです。そうした中でも数人の作家が、先人の優れた作品を研究し、赤絵細描の技法を習得し次代へと繋げました。赤色顔料のべんがらで1mmの中に3本の線を描くほどの密度と濃淡のグラデーション、視覚効果を利用して赤一色で作品に立体感をもたせるなど、美しく心躍る華やかなデザインで様々な'赤の世界'を作り上げています。九谷焼の歴史にも迫りながら、赤絵細描に魅せられた重鎮から若手作家が描き出す'赤の奇跡'をご堪能ください。

会期2021年11月12日(金)〜2021年12月20日(月)
11月18日(木)、12月毎週木曜日は休館日
会場いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県伝統産業工芸館) 1Fギャラリー
入場1F 無料
2F 大人(18才以上260円・65才以上210円)小人(17才以下100円)

「今年も能登がやってきた!」

能登に息づく伝統工芸をご紹介する企画展は昨年に続いての開催となります。今年は伝統的工芸品の輪島塗、珠洲焼、能登上布をはじめ、石材加工や陶芸、染色と多彩なジャンルの作品をお楽しみいただけます。暮らし周りで使う様々な石のアイテムを制作して、更なるアイデアで石材店を継ぐ青年や、能登の自然や精神を焼き物に反映させたいと制作に打ち込む作家、廃校になった小学校を再利用する事がきっかけで能登に移住して制作に取り組む染色作家、130年の歴史を紡ぎ、伝統の手仕事で上質な麻織物を織り、更なる進化を目指す織元等々......。それぞれの地元愛が工芸に生かされ、現代の生活に取り入れやすい作品の数々を生み出しています。「使える必需品」「心の必需品」を発見していただければ幸いです。

会期2021年11月12日(金)〜2021年12月20日(月)
11月18日(木)、12月毎週木曜日は休館日
会場いしかわ生活工芸ミュージアム(石川県伝統産業工芸館) 2F第4展示室
入場大人(18才以上260円・65才以上210円)小人(17才以下100円)