終了
企画展
2F

「伝愛戦隊メデルンジャー いまどきの伝統工芸 -机上のしつらえ-」展

2011/11/2(水) 11/30(水)

会 期:2011年11月2日(水)- 11月30日(水)最終日は15:00まで
展示室:2F 第3展示室
作品数:約220 点

「石川県の伝統工芸を愛でる会・伝愛戦隊メデルンジャー」の隊員による「伝統工芸 x IT」をテーマにした作品をご覧頂きます。いずれの隊員も熱い思いを持ち、それぞれの武器(技)で、伝統工芸に立ちはだかる「敵」と日々戦っています。隊員のパワーアップには使い手との「合体」が必要です! ぜひ工芸館へお越しいただき、皆さんの力をお貸し下さい。

<コンセプト>

インターネットやメール、ツイッターやフェイスブック・・・次々と新しいものが登場し、進化していくデジタルの世界。一方で、長い年月をかけて培った技術や経験を継いできた伝統工芸。この二つは両極にあって、互いに相いれない感もあります。
しかし、ここ伝統工芸王国いしかわには、2つが自然と融合した「伝統工芸 x IT」があります。プラスチックなどで機能性を追及した無機質な空間から伝統工芸を活かした「伝統工芸 x IT」で感性を楽しむ空間を提案します。

<参加隊員>

・砂崎 友宏(ミドレンジャー・ECOで商品開発)
伝統工芸分野にITを持ち込むプロデューサです。石川の伝統工芸を海外に発信する取 り組みも積極的に行っています。

・山谷 尚敏(アカレンジャー・いつまでも親分)
どんなものにでも漆を塗る職人さんです。変わり塗りというひとつひとつ柄が違う塗り 方ができることが特徴です。漆を何層も塗り重ねて層を彫り、美しい模様を作り出す漆 芸の技法・堆漆(ついしつ)の作品を作っています。

・岡田 禎介(キレンジャー・人が良い)
伝統を守りながら現代の生活模様に合ったインテリアや雑貨などと漆ティストを組合わ せた商品を製作していきたいと思ってます。

・北野 啓太(アオレンジャー・クールな分析)
特に九谷焼独特の盛絵の具を用いた物を得意とし、数十年にわたり独自で和絵の具を開 発してきた、深く透明感のあるオリジナルの色調を用いて創作して、生活空間と調和し たものづくりに励んでいます。

・引持 玉緒(モモレンジャー・ムードメーカー)
独自の「練乾漆」で 何でも漆で作る事ができます。麻布に漆を塗り重ねて作る「練乾 漆」は海外でも歪まず安心して使える丈夫で扱いやすい漆器です。楽しい漆の作品を通 して漆を身近に感じて頂きたいと思います。

・久恒 俊治(ムラサキレンジャー・おだやかダンディ)
和の文化から生み出された、友禅模様の活用方法を模索しています。着物生地以外の素 材(木、金箔、化学繊維等)にも手描き友禅模様を描き、新たなる活用方法の思業合一 を図りながらの、物造りをしています。

・木戸口 智一(ゴールドレンジャー・ファッション分野担当)
我々MAGICは金沢の中心部でアパレルのデザインの他、Tシャツ・デニム(ジーンズ) の販売・加工をしています。その中でこれまでのノウハウを活用して地域資源である金 沢箔を用いるプリント技術を開発し、いわゆる24Kのプリントを可能としました。

・ 大島 太郎(クロレンジャー・広報担当)
日本一の轆轤の産地である山中で使い勝手だけでなく、グッドデザイン受賞12点などデ ザインにも優れた商品を世に送り出してきた工房です。よそいきではなく、気取らず普 段使いできる商品を作っています。(今回、大島隊員の作品展示はございません)