終了
ワークショップ
企画展
1F

ひいおばあちゃんの帯 - 明治・大正・昭和初期の意匠を見る -

2012/10/2(火) 11/28(水)

会 期: 2012年10月2日(火)- 11月28日(水)
展示室: 1F エントランスホール展示スペース、2F 第4展示室
作品数: 帯47点、着物1点

工芸館では、石川県の一般のご家庭で大切に受け継がれてきた品物をお借りして展示する企画展を毎年1回行っています。 2010年の花嫁・花婿のれん、2011年の郷土玩具とお人形、そして2012年、今年ご覧いただくのは、ひいおばあちゃんからおばあちゃんへ、おばあちゃんからお母さんへと、大切に受け継がれてきた帯の数々です。
明治時代の帯を中心に第2次世界大戦前までの帯を展示し、その斬新な構図やデザインをお楽しみいただくとともに、20代のデザイナーが帯の柄をもとに制作したデザインも併せてご覧いただきたいと思います。
伝統に新たな命を吹き込むことで次代につなげていく、これもまた、伝統工芸を死語にしないための大切なチャレンジだと思います。

今回展示されている帯にはそれぞれ出品者のコメントが添えられています。それらを読むと、100年前の女性達は、着物や羽織を帯に作り替えたり、形見の帯を半巾帯にして姉妹で分けたり、「大切に使い継ぐ」という事にこだわり続けてきたことがよくわかります。物があふれている今だからこそ、この企画展が「使う」ことの意義を問い直す機会となることを願ってやみません。

<協力>
帯を貸していただいた方、および帯を結んで下さった方々
秋山一代、芦原登志子、上坂ユリ、江尻召子、大村裕子、岡田 香、加藤あゆみ、 加藤佐智子、
加藤 瞳、勘村春美、栗原毬子、桜庭智尋、篠井美智子、橘 藤尾、 中井益子、中 和子、
中道香苗、仲本慶子、前田和美、松下和枝、南中真亀子、 宗田淑子、村中美奈子
(敬称略、アイウエオ順)

帯の柄をもとにしたデザイン: 山本 星

◆ 併催イベント

帯結びワークショップ「一人で結ぼう!」

中 和子礼法きもの学院の講師の方々に協力をいただき、二重太鼓と名古屋帯の結び方を教えてもらう。タンスに眠っているひいおばあちゃんやおばちゃんの帯にぜひ日の目を見せてあげて下さい!

日にち: 10月6日(土)・7日(日)、13日(土)・14日(日)、20日(土)・21日(日)、27日(土)・28日(日)、11月3日(土)・4日(日)
時 間: 各日とも13:30-15:00までの間でお好きな時間にご参加下さい。
場 所: 工芸館1F
講 師: 中 和子礼法きもの学院の講師の方々体験
内容: 1人で結べるように、二重太鼓と名古屋帯の結び方を学ぶ
参加費: 無料
予 約: 不要。直接工芸館にお越しください。