終了
企画展
2F

箏と三味線、音のヒ・ミ・ツ

2014/1/7(火) 2/26(水)

会 期:2014年1月7日(火) - 2月26 日(水)展示室:2F 第4展示室作品数:45点協 力:琴三絃野田屋、三味線の福嶋、越路琴製造組合(画像提供)

箏も三味線も身近な和楽器であり、ほとんどの方は見たことがあるでしょう。しかしながら、どのような材料で、どのようにそれらの楽器が作られているのかを知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。この企画展では、それぞれの楽器の材料や制作に必要な道具の実物を見て頂き、制作工程を詳しく説明するとともに音質がどのようなところで決まるのかを紹介します。又、演奏に必要な道具や譜面、昔の楽器ケースなど、付属の品々も併せて展示しています。多くの方々に和楽器をもっと身近に感じ、知って頂ければと思います。

<出展者からのメッセージ・野田正明>

「琴線に触れる」という言葉がございます。日本人で箏の音色が嫌いな方はおそらくいらっしゃらないでしょう。それだけ箏の韻は日本人の体に心地の良いものなのだと思います。しかしDNA的に受け入れる体質を持っているにもかかわらず「箏」という楽器をご覧になったことが無い方が最近では増えてきているようです。
「箏」は楽器であると同時にお道具でもあります。この企画展が雅な世界を知っていただくための一助になればと思います。

<出展者からのメッセージ・岡部将英>

三味線は日本の楽器です。しかし聞いたことはあっても、実際に弾いたり触ったりしたことがある方は意外と少ないと思います。また、弾いたことがあってもその構造や作りを知らない方はたくさんいると思います。
今回は三味線がどのような材料からできていて、どのように作られているかを知って、三味線の魅力を少しでもわかって頂ける機会となれば幸甚です。
苦労している点は、三味線は日本の楽器でありながら、触れる機会が少ないこと、作り手としては企画展内で詳しくご説明いたしますが、材料が少なくなってきていることです。
<出展者紹介・野田正明>

祖父が箏の製造販売を創業し私で三代目となります。当初この仕事を継ぐ気はさらさら無く普通のサラリーマンになるつもりでした。二代目である父の策にまんまとのってしましい結果的には継ぐこととなってしまいました。

<出展者紹介・岡部将英>

江戸後期から約130年続く、三味線専門店です。三味線の制作・修理・販売をしています。現在は4代目福嶋十一、5代目岡部将英で営業しております。お店の2Fでは25年ほど前から『三味線弾き体験(さくらさくら)』をしております。(抹茶付き300円)・お店の名称:福嶋三絃店・現住所:金沢市東山1-1-8・連絡先:076-252-3703・営 業:10:00-16:00
定休日は日曜・祝日・第2、第4土曜日

◆ 併催プログラム

コンサート at 工芸館 vol. 28 津軽三味線ミニ・ライブ「三弦のひびき」

企画展「琴と三味線、音のヒ・ミ・ツ」に合わせて行う、小学生3名のユニット「津軽三味線明宏会三味線キッズ」のミニ・ライブです。全国大会で現在三連覇中の本多凛ちゃんが登場します。ぜひ、ご家族でお楽しみ下さい。

日時:2月8日(土) 14:00-14:30

場所:工芸館1F

演奏:「津軽三味線キッズ」
   ・上坂音々(中学校1年生)
   ・本多 凛 (小学校5年生)
   ・ホフマン・ジェフリー(小学校5年生)

参加:無料

< 津軽三味線明宏会三味線キッズ >

小・中・高生の集まりで、石川の民謡や全国の民謡などをみんなで楽しく練習しているチームです。伝統芸能を身につけてたくさんの方々に聴いて頂き、ひと時の安らぎを「唄・三味線・鳴物」の演奏で感じていただければという思いでメンバー一同練習に励んでいます。そして、何事もやればできるという事を演奏を通じて届けたいと思っています。

< 演奏者プロフィール >

・本多 凛:小学校1年生から三味線を習い始め、3年生のときに全国大会で優勝し、ただ今三連覇中。

・上坂音々:小学校4年生から三味線を習い始め、今年全国大会に挑戦する予定。

・ホフマン・ジェフリー:2013年5月から三味線を習い始め、短期間で津軽じょんがら節の曲を習得。

コンサート at 工芸館 vol. 29 お琴のミニライブ

新春の企画展「箏と三味線、音のヒ・ミ・ツ」に合わせて行われる箏のコンサートです。企画展で箏についての理解を深め、箏の演奏で実際の音に触れていただける絶好の機会です。新春を迎えるにふさわしい優雅な気分で1日を始めてみませんか。

日時:3月8日(土) 11:00am- 11:30am
場所:工芸館1F
演奏:石川県立伏見高校 筝曲部のみなさん
曲目:「花の歌」「こ手鞠」他

<石川県立金沢伏見高等学校 筝曲部プロフィール >

歴史  :金沢女子高校時代に筝曲同好会として発足し、共学の金沢伏見高校へと受け継がれ、 現在に至る。
活動場所:金沢伏見高校3階和室
主な活動:高等学校文化連盟主催石川県高等学校総合文化祭邦楽合同発表会参加 金沢伏見高等学校清流祭・新入生歓迎会での演奏他