会期	2016年1月5日（火）－ 2016年2月2日（火） 最終日は15：00まで
展示室	2F 第3展示室
作品数	17点

多様なスタイルを特徴としている九谷焼ですが、今回の企画展では九谷焼の「今」を紹介します。
九谷の素材と技法を大切にしながら、今に届く「九谷モダン」を模索している若手陶芸家・多田幸史さんの作品を通して今を生きる九谷焼をお楽しみ下さい。

＜出展者メッセージ＞

石川県金沢にて、釉薬研究をしていた祖父、クラフト作家の父と陶芸に関わった環境に生まれ、サラリーマン生活を経て作陶の道に入りました。
金彩、銀彩、赤絵、色絵、それぞれ従来の九谷焼と印象の異なる表現をしています。
九谷の素材、技術を大切にしながら、粒子が荒くややグレーっぽい九谷の土を生かし、何度も焼成することで柔らかい肌や中間色の表現や、九谷では、珍しいモノトーンの表現もしています。
伝統を現代に届ける器をご覧頂きたいと思います。（多田幸史）

＜出展者プロフィール＞

1973	石川県金沢市生まれ
2004	おおたき北海道陶芸展大賞受賞
2006	石川の伝統工芸展奨励賞受賞
2007	第54回日本伝統工芸展にて初入選、以後55回展～62回展入選
2008	伝統九谷焼工芸展優秀賞受賞　石川県立美術館買上
2010	日本工芸会正会員に認定される 一水会陶芸部公募展一水会佳作賞受賞
2011	伝統九谷焼工芸展奨励賞受賞 石川の伝統工芸展北國新聞社社長賞受賞
2012	伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞受賞
2015	伝統九谷焼工芸展奨励賞受賞 第62回日本伝統工芸展において日本工芸会新人賞受賞
現在、野々市市の工房にて作陶中。日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員。

◆　併催プログラム

お正月スペシャル「九谷焼絵付けワークショップ」

現在開催中の企画展出展者・多田幸史さんに教えていただく九谷焼のワークショップです。
九谷のお皿にマスキングテープによる紋様を抜く絵付け、塗った絵具を引っ掻くことで表現する技法を体験し、世界で一つのマイ皿を作ってみませんか？

日時	1月30日（土）・31日（日） 両日とも14：00－15：00
場所	工芸館1F
講師	多田幸史さん
サイズ	直径約15cmの皿
料金	800円/1枚　（材料費・焼成料）
定員	各日5人
予約	1月29日（金）までに、電話かメールでご予約下さい。 ご予約の際に、参加希望日をお伝え下さい。 尚、毎週木曜日は休館日となっています。 Tel：076－262－2020 / Eメール：info@ishikawa-densankan.jp
作品のお渡し	作品は焼成後、工芸館へ取りに来ていただくか、又は着払いにてお届けいたします。（要1週間）