終了
企画展
2F

石川県立九谷焼技術研修所 デザイン支援事業 「進化する九谷」

2016/2/3(水) 4/1(金)

会期2016年2月3日(水)-4月1日(金) 最終日は15:00まで
展示室2F 第4展示室
展示品作品58点、試作品などの資料60点、合計118点
出展者赤地 径、伊藤由紀子、稲垣淳平、稲積佳谷、川上真子、河田里美、河端理恵子、
齊藤まゆ、髙辻あい、宅間祐子、竹内瑠璃、武田朋己、多田幸史、弦巻玲子、
中田雅巳、船木大輔、村上菜穂美、森岡希世子、山下紫布(19名/あいうえお順)

石川県立九谷焼技術研修所が2005年から行っているデザイン支援事業の過去10年間の成果を、参加者の作品を通して紹介することを目的とした企画展です。
通常はうかがい知れない制作の過程を目に見える形で紹介するために、今回の企画展では、完成作品をご覧頂くだけでなく、完成に至るまでのそれぞれの作り手の試行錯誤が見てとれるよう、試作品やテストピース、デザイン画やアイディアノートなどを併せて展示しています。
作り手の思いや制作工程をぜひ追体験なさって下さい。

<出展者メッセージ>

皆様が もっていらっしゃる九谷焼のイメージはどのようなものでしょうか?
この展示会では"九谷焼でこんなモノがあるんだなぁ"という、イメージが変わる様なモノをご紹介させて頂きたいと思います。
九谷焼は約360年前に誕生し、謎の廃窯から100年後「再興九谷」として
個性を競うようになりました。
その技術と精神は現代九谷へと受け継がれ、このデザイン支援事業にも息づいています。
このような取り組みから、これらの九谷焼を支えていく人材と、多くの「進化した(する)九谷」が誕生しています。
今回、作品とともに展示している資料は、出展者のものづくりに対する熱意と完成までの道のりを表したものです。
皆様には、モノづくりの舞台裏をご覧頂くことで、九谷焼にもう一歩近づいていただければ幸いに存じます。
(石川県立九谷焼技術研修所長 松島 一富)

<デザイン支援事業について>
  1. 事業の目的
    石川県立九谷焼技術研修所の卒業生、九谷焼技術者自立支援工房 個室入居者や九谷焼業界の方々を対象に、作品や商品の技術・デザインの向上を目的に行うものです。
  2. 事業の内容
    研修所講師である伊藤慶二先生、山村真一先生が中心になり、年6回、グループ検討を重ね、作品を磨きあげていきます。
    検討会では、各先生からの指導はもちろん、毎回、受講者同士の活発な意見交換が交わされ、受講者自身も大きな刺激になっています。
    平成17年度から行っており、これまでの10年間で53名が受講しました。
    受講年度には制限がなく、中には10年間継続する方もいました。