「石川の工芸の礎 県工に学んだ作家たち」

石川県立工業高等学校（県工）は今年創立136年を迎える日本で最も歴史のある工業高等学校です。創立者で初代校長の納富介次郎は明治政府の命を受け、図案や絵画、漆や彫刻など幅広い分野の教諭を集めて、工芸作家を生む学びの礎を築きました。長い歴史と伝統の中で人間国宝の松田権六や大場松魚、文化勲章受章の大樋陶冶斎など名だたる工芸作家が学び舎としています。こうした多士済々の先輩たちの活躍が、今も石川県の伝統工芸に携わる多くの若者たちの道標となっています。県工を起点に羽ばたいた若手工芸作家の意欲的な作品から、厚みのある石川の工芸の歴史と未来を感じ取って頂ければ幸いです。

会期	2022年10月28日（金）〜2022年12月19日（月） ※11月17日は休館日
会場	いしかわ生活工芸ミュージアム　1Fギャラリー
入場	１F 無料

「工芸を楽しむキモノ時間」

和装は帯や帯締め、半衿など様々な服飾品を伴い完成されます。そのひとつひとつは職人や作家の手による品々で、さらに簪や和傘、帯飾りなどは着物をより華やかにいろどります。着物はファッションであり工芸でもあります。
石川県を代表する牛首紬、加賀友禅、能登上布の着物をはじめ加賀象嵌、加賀繡、組紐、輪島塗、和傘など、キモノを楽しむための工芸品をご紹介します。本企画展で、キモノに親しんでいる方には「新たな発見」を、そうでない方へは「和装へのいざない」を感じ取っていただければ幸いです。

会期	2022年10月28日（金）〜2022年12月19日（月） ※11月17日は休館日
会場	いしかわ生活工芸ミュージアム 2F第4展示室
入場	大人(18才以上260円・65才以上210円)小人(17才以下100円)