終了
企画展
1F
2F

工芸館お正月特別企画「辰・巳・午・未・申」

2016/1/4(月) 2/1(月)

日時2016年1月4日(月)- 2016年2月1日(月) 最終日は15:00まで
展示室2F 第4展示室
作品数18点

家具のイメージが強い「籐」という素材とそれを使った技法の様々な可能性を発見してもらうことを目的とした企画展で、籐工芸家・小澤明子さんの干支の作品のうち、2016年を含めて過去5年間の干支の作品を紹介します。
編み・組み・結び・張り・巻といった技法の中でも今回は伝統的な「組み」の技法を使い、その可能性に挑戦した作品を取り上げています。
また、あまり体験する機会のない籐の編みを出展者自らが教えてくれるワークショップも併せて開催しますので是非ご参加下さい。

<出展者メッセージ>

籐は日本には生育していません。インドネシア、ベトナム、中国といった亜熱帯に生育しています。
木に巻きついて成長するのではなく、木に添って成長していく植物です。
葉が竹に似ている事から日本が作った漢字と言われています。
中国では「藤」と書きますが、日本では竹冠になり、日本独自の字に生まれ変わりました。
1本の蔓から作り出される物は限られています。
イメージ的に、籐=カゴ、ごみ箱、家具等ですが、このイメージを変えてみたくて籐の中でもいろいろな素材を使って自分で考え、挑戦しています。
色々な可能性のある素材に出合えたことに感謝しています。
籐には、編み・組み・結び・張り・巻といった技法があります。
今回の干支は組み、それも日本に古くからあるかご目(六ッ目)の技法を使ってどこまで表現できるか挑戦してみました。
どうかゆっくりとお楽しみ下さい。(小澤明子)

<出展者プロフィール>
1952石川県金沢市生まれ
1984籐工芸教室開催(現在まで継続)
1994長谷川正勝に師事
2000eb.a.gos かご部門担当(現在まで継続)
2014カゴブランドJaRVIを創設
現在、金沢の自宅工房にて普及・制作活動を行っている
<受賞歴>
1995富嶽ビエンナーレ入賞
1998付知レディースクラフト展レイアウト賞受賞
<個展・グループ展>
2007個展(ギャラリー るなん/ 東京・自由が丘)
「吊るし雛展」(石川国際交流サロン/ 石川県・金沢)
2009ベルギー日本大使館にて個展(ベルギー)
「富士山と龍と雲展」(石川国際交流サロン/ 石川県・金沢)
2010ベルギーにてワークショップ
沼津御用邸にて吊るし雛展
2012沼津御用邸にて「龍」展示
1984年よりグループ展を隔年開催。
2010年より盛岡町家ギャラリーにて「吊るし雛展」を毎年開催。
◆ 併催プログラム

お正月スペシャル「籐で編むラタンボールを作ろう!」

籐を編んでオブジェとして飾れるボールを作るワークショップです。
本企画展出展者・小澤明子さんが丁寧に教えてくれますので、この機会にぜひ「籐」という素材にぜひ触れてみて下さい。

日時1月23日(土)13:30-15:30
場所工芸館1F
講師小澤明子さん
サイズ直径約12cmの球形
料金1,000円/1個 (材料費)
時間1つのボールを完成させるのにかかる時間は20-30分です。
15:30までに終了できるように、ご都合に合わせた時間でご参加下さい。
参加予約は不要です。直接工芸館にお越しください。