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第2展示室

祈を彩る美

祈り、祝いの心を工芸品に託して

葬儀や仏壇で祈りの際に使われる七尾ろうそくは、紅白ほか絵入りの可愛らしいものがあります。展示では九谷焼の皿の上に、このろうそくを置き、現代の住空間での利用も提案しています。
石川の婚礼には欠かせない加賀水引細工は、松竹梅や鶴亀、宝船などを紐で作りあげた繊細な技が特徴。主に結納品の装飾には、今でも必ずといっていいほど用いられています。

遊を彩る美

気品を備えた加賀の遊び

コーナーのはじめには、大河ドラマ「利家とまつ」のオープニングを飾る、加賀水引細工「飛蝶」が展示されています。
そのほか、直径約30センチの大輪のぼたんや金色の百万石出世かぶとがあり、加賀水引細工による華やかな一角です。
郷土玩具としては、まとい持ちやしし持ちなどの愛らしい加賀人形、加賀八幡起上りの姫だるまなどが賑やかに並びます。 装飾性と実用性に優れた加賀毛針と加賀竿は、作品とともにその丹念な制作工程も紹介されています。

音を彩る美

音色はもとよりデザイン性も秀逸

「天から謡が降ってくる町」というほど芸事が盛んな金沢を中心に、藩政時代の石川県では楽器の製造も活発に行われていました。このコーナーでは、琴や三味線をはじめ、能楽の伴奏楽器として製造が奨励された和太鼓、茶席で使われる銅鑼などの珍しい楽器が展示されています。
また、直径3尺以上の大太鼓の製造で全国有数の生産高を誇る和太鼓のコーナーでは、太鼓の分野で日本初のグッドデザイン賞を受賞した「楽鼓」も見学できます。

祭を彩る美

一瞬の美と雰囲気づくりの名脇役と

7~8月を中心に、石川各地で行われる夏祭りの主役は花火。奉納花火を起源とする能登花火が製造するのは、夜空に華麗な模様を描く「割り物」と呼ばれる打ち上げ花火です。展示では、球状の型に数百個の火薬を詰め込んだ、花火の原型を紹介しています。
対して、加賀提灯は祭事の重要な脇役。シンプルな柄や大胆な絵模様は、祭り独特の雰囲気を作り上げてくれます。